リン青銅
材質:C5191
製造可能範囲
※上記範囲以外のサイズについてもご要望にお答えいたします。
当社取扱い材質
C5191,C5212
概要
青銅は古くから利用された合金ですが、リン青銅の歴史は比較的新しく、19世紀の半ば頃から、当時の大砲の鋳造に使用されたのが最初といわれています。普通のスズ青銅は、溶解鋳造にあたってリンを脱酸剤として利用しますが、実際に合金中にリンが残留するのは極少量に留まるようにします。この際、リン添加量を少し多くし合金中に含まれるリン量が約0.05~0.5%程度になるようにすると、溶湯の湯流れがよくなると同時に、合金の強度及び靭性が増大され、耐摩耗性と耐食性が増します。このような合金をリン青銅と呼びます。
用途例
歯車、カム、継手、軸、軸受、小ネジ、ボルト、ナット、摺動部品、コネクタ、トロリ線用ハンガ、コイルばね、渦巻ばね、スナップボタン、電機バインンド用線、金網、ヘッダー材、ワッシャ、コンタクトプローブ、圧力計(ブルドン管)その他