technology 加工技術

抽伸技術#01

当社では芯引抽伸技術を永年研鑚し、精度の高い寸法と真円度を保ち且つ内面粗度の非常に良い、超高精度の極細管を作る技術を確立しております。現在では外径Φ0.05(mm)×内径Φ0.03(mm)
のパイプを作ることを可能としています。
※抽伸引抜治具(プラグ・ダイス)は社内製作していることにより、どのようなサイズにでも迅速・柔軟に対応できます。

芯引抽伸技術について

下の写真は、抽伸方式の相違によって得られる管内面平滑度の違いを示したものです。
左は当社が1960年以来、実用化している芯引抽伸(プラグドロー)による内面状態を示しています。右は現在でも毛細管に多用されている、空引抽伸による内面を示したものです。空引抽伸は内径寸法、内面荒れを規制する手段が講じられない為、所定の内径寸法が得られず内面の平滑さや真円度が損なわれます。当社芯引抽伸は精密に仕上げられたダイス、プラグをもって可能とします。当社ではこれらの引抜工具を1965年以来、徹底した管理のもと社内製作し、現在では内径Φ0.08mmまでのフローティングプラグを完成させ全面使用しています。引抜工具の社内製作によりどんな寸法の毛細管であっても即納できる体制を整えています。

芯引抽伸
空引抽伸

抽伸技術(冷間引抜き)

当社製品は、ヒートパイプ・医療用・コンタクトプローブ・半導体製造装置等の様々な分野で利用され、様々な要望に応えて参りました。高精度化・高品質なパイプを安定供給ができるのは、創業時より培った芯引きの抽伸技術(冷間引抜き)があるからです。

極細パイプでも綺麗な内面

極細化するお客様のご要望には、内径Φ0.1mmでも平滑な内面でパイプを製造する事を可能にしました。

大量生産にも柔軟に対応

大量化を希望される客様のご要望には、高品質な製品を短納期で大量に生産する事を可能にしました。

内面粗度を追求

内面粗度重視の客様には、抽伸(冷間引抜き)だけで、Ra0.1μm以下の内面粗度を安定供給することを可能にしました。

抽伸技術製品例